驚愕! 卒業しました。


お久しぶりです。

先般COMITIAを欠席してからというもののブログ更新もしておらず、Twitterもアクティブではなく、どうもなんというか2017年から2018年にかけてはのろのろしている印象だったかと思います。

色々あって~
忙しくて~
たはは~
ロシアンルーレットが~

等々ぶつくさ(?)言っていたのは何かといいますと、いわゆる就職活動と卒業論文、そして自分がフリーランスとしてやっていた仕事等々で……。
まあ何ほどのことでもなかったということです。

そして記事タイトル通り、本日大学を卒業いたしました。




つい先程学位をいただいてきました。
某大学文学部で、中国史の勉強をしていました。
漢文が未だにちゃんと読めませんがなんとか卒業論文も受理されていたようで、一安心です。
(どうやって書いたんだろうね?)

如何せん大学が巨大だし、特にいまありがたいお言葉はいいかな……という気分なので、式はパスで……。これまで自分を切り売りするような感じが嫌であまり個人的なことは書いてこなかったのですが、今日は記念に何か書こうと思い立った次第です。

文学フリマ等に出展するような同人活動を始めたのは、大学一年生の秋でした。
当初はいわゆる文芸サークルに所属していました。文フリにも出展していたので部誌を手に取ってくださった方もいたかと思います。そのサークルの先輩や同期連中がブンガクブンガク! と言っているのに影響され、かといってサークル内でがつがつするのはちょっと怖かった(なにせ文学に疎いし、専門も文学ではなかった)ため、一人でなんかやろう……と思ってヲンブルペコネを始めたんですよね。懐かしいです。
はじめて出した『ドライ・メライ・ドーリーズ』も今見返すと読みにくくてしゃーなくて、同人誌について何も知らなかったことが窺えますね。収録作品は好きなのですが、とにかく組版が読みにくい。そして当時組版という言葉を知らなかった(今もよく知らない)。
そんなこんなで文フリにあわせて半年に一冊ほど、『うつくしき貌』『ラプラスの新悲劇』まで続けて出して、それから『鰐と運命的滅亡のメルルカ・アンポルカ』『&Blue』『赤錆びと渇きの。』『眩暈の紫』『病める白百合』『あかるいところできちんとしぬ』『ロリポップ2017』等々の個人誌、さらにはたくさんの人々にお世話になりつつ何冊もの合同誌に参加させていただきました。


同人活動にかけた金銭や時間って結構なものだなと今改めて思います。
そしてそれを手に取ってくださった方々がいて、ようやく続けてこられたことでもあると思います。
いつかこのブログにも書いたことがありますが、高校生の頃はガラケーをぽちぽちしてひっそりケータイ小説を書いていました(魔法のiらんどでね!)。今でもカクヨム等は利用していますが、そういったWEBのみの媒体を出ることは自分にとってかなり……なんというか、誰も「私」という人間を知らない場所で行えることとは違うので、冒険でした。顔を見られるのも人間だと知られるのも嫌で、そして同人誌を発行するだけの金もなかったので、あまり触れてこなかった世界だというものありますし。
でも楽しかった!
書き物を通じて人と話したりすることは、面白かったです。
知っている人が書く小説を読むのは今もちょっとドキドキします。
個人的に憧れていて、大好きな小説を書かれる方と繋がることができたのは、この趣味のおかげでした。
尊敬できる人が身近にいるというのもまた、未だに信じ難く嬉しいことです。

みんなたちありがとう!
という気持ちでいっぱいです。
大袈裟ですよね~。でもわたしにとって「尊敬」はとても大切な感情で、得難いものなんですよ。

特に文フリで初期に知り合った人たちとは十代の頃からの付き合い……というと変な感じなのですが。
振り返ると奇妙な心持になります。小生意気な若輩にお付き合いいただいて、ありがとうございました。本当生意気……というか……なんだろう? こいつ大丈夫か? ってところたくさんあったかなと思います。今も多分ありますよね。
それからコミティアやテキレボで知り合った方々には大変お世話になっております……いつも偉そうですみません……実際偉いだけなので許してください……。


どうかこれからもよろしくお願いしますね。


そんなこんなで、4月からはカイシャインとしてどこかで働くことと相成りました(幼女のころ思い描いてたビジョンでは、私は女優になって有名映画監督のミューズになっているはずでしたが)。なんかあんまり実感がない……し、先日髪の毛をオレンジ色に染めたばかりで周囲の人間からおまえはほんとに就職するのか? と散々言われているので自分でも本当に? という気持ちです。ちなみに髪の毛がオレンジ色でも大丈夫な職場です(多分)。


今まであまり身分……? というか年齢や性別を明らかにしてこなかったのには色々理由がありますが、ひとつには主に文学フリマで「君がこれを書いたの? ヘエ~?」とか、「これは君の実体験?」とかいう言葉をしょっちゅうもらっていたからです。実際に私にそう言われた方の内心など図ることはできませんし、図ろうとも思いませんが、その発話のニュアンスは当時の私には耐え難く思われました。
私にとって女子学生という肩書には困惑することも多く、その学生生活を楽しみつつも引っかかりの多い時期でもありました。その引っかかり自体を感ずるようになったのは学びの一部であったと思います。
そのため(といってはなんですが)Twitter等はぼんやり運営していたのですが、それもまたここで一度区切りをつけようかしらんということで……。
自分の未熟さ、不作法さに気が付く機会を得、これからも精進せねばいけないということもますます体感した次第ですね。まあそういうこと書くと少なからず息苦しいし、ゆるゆるやろう~!という方針からは若干逸れるし、ちょっと自分のダメさを直視するのが辛いのでこの程度で。


私はあまり交友関係も広くはなかったので、同人活動と大学生活は直接結びついていて感慨深いです。いつ死ぬかもわかりませんが、今を思い出すときは多分なんか小説書いてたな……となるような気がします。
とはいえ何かを書くことを全然特別な地位につけられないので、いつも自省ばかりです。書かなきゃ死んじゃうというひとが羨ましくて、なんだかいつも負けたような気持ちを勝手に抱いていました。真面目になりきれず、真剣になりきれず、どこか浮ついたままぽちぽちキーボードを叩いているのがみじめに思えることがありました。文芸サークルの人たちが熱く文学について語り合っているのを一歩引いたところからしか眺められないままでした。

それでもまあ三年くらい続いたっていうのは飽き性の自分のなかでは珍しいことなので、ひとまず活動を続けていきたいと思っています。
気まぐれなペースになってしまうとは思いますが、今後どこかで見かけたら「お」と思ってもらえたら嬉しいです。


五月の文フリは欠席しますが、秋は……!何か!したい!です。
今月は実はまだてんやわんやで。先月から修羅場続きでフラフラしているのですが、頑張ります。
それではまた、いずこかでお会いしましょう!

――ありがとう五胡十六国時代。そしてさよなら! もう二度と扱いたくない!




ヲンブルペコネ
落山羊 拝

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