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第三回Text-Revolutions参加レポート

テキストレボリューションズ3レポートです。ややダウナーでお送りしております。 さて、先3月21日に、浅草でテキレボ3に直参しておりました。 いろいろとやりたいなーと思ってファンタジージャンルにて参加、新刊もいつもと違うことをやりました。 ちゃんと起きたし、コンビニコピーもできたし、忘れ物もしなかった。わたくしにしてはパーフェクトです。 会場ついてから、やっぱり事前にブース設営についてきちんと考えなきゃなーと思ったりはしました。というのも、テキレボさんは机が広いのと、今回なんだか新刊二冊既刊三冊無配四種類とペーパーとラリー台紙とか、ヲンブルペコネ的には最多の種類数だったので。上に伸ばすものがなにもなかったので、遠藤さんが合同誌くれたときのちっちゃい箱に布かけて既刊置きました。おもいつきにもほどがある。 レイアウトグッズ、もう少し真剣に考えて買おうと思います。極力印刷費とか交通費以外の経費を投入したくなかったんですよね、いろいろ考えつつ。しかしまあ、既刊も順次絶版にすると思えばその限りでもないのかもしれません。頒布物はせいぜい五種類くらいがいいなと思いました。手に取りにくいですしね。 あと今回の失敗はポップなかったことでした。値札しかついてない。へへ……。 そんなわけで、開場してからもぼんやりしてました。なんか参加者さんがブースに来てくれても反応遅くてすみませんでした。なんかセンサーがオフになっていて気がつきませんでした。机上小説家のテイクフリー用をもそもそ書いていたというのもあるのですが。 新刊『鰐と運命的滅亡のメルルカ・アンポルカ』は、予想ととんとんくらいの出方、合同誌もさして変わりませんでした。わりあい既刊を手に取っていただいて嬉しかったです。少女小説ラリーに参加させていただいたものの、やや異色というのは理解しておりましたので、これはちゃんと秋にラブファンタジーだしたいです。 前回よりはよく出たのですが、これはひとえにジャンルの問題だと思います。 前回は「純文学」で参加、今回は「ファンタジー」で参加。 会場の照明の問題もあると思うのですが、メインストリームのファンタジージャンルはやはり人通りが多いし、買い物しやすいと感じました。それに対して、「純文学」や「現代」のジャンルがあるC列かな? あちらと、どの列も奥の方は、あきらかに場所

テキレボ3が来る!新刊ダイジェスト!

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テキレボまであと少しですね!!  今回はイベント前恒例の新刊ダイジェストをお送りします。  まず基本情報のおさらいを……  テキストレボリューションズ3は3月21日(月祝)、会場は浅草の都立産業貿易センター台東館にて開催ですよ!  そいでもって我がサークル【ヲンブルペコネ】のブースは【B-09】です。    では今回テキレボ3で頒布する新刊情報とダイジェストなんかを以下にて。     ★『鰐と運命的滅亡のメルルカ・アンポルカ』著・跳世ひつじ  文庫判84頁、300円      ところで、ニャンプーは夜色の肌をしていました。ニャンプーは夜と闇からうまれた幽霊だからです。髪と、まんまるい目は、いちばん大きな月の色でした。ニャンプーはまさしく、夜の子どもでした。ニャンプーは踊りながら歩き、今晩は荒れ地にじっと蹲りけして動くことのない毛皮鰐を、黄金の輪で三匹、ころしました。   凸凸凸 ぽつぽつぽつねん 佇む鰐は  世にも醜い角なし三角、わたしかわいい幽霊子ども 汗も涙もまっくろ油の毛皮鰐は どうしてそんなに陰気なの?  でももうなにも残らない 九九九年のやくそく 運命的滅亡 凸凸凸 おまえもおまえも 向こうのおまえも  メルルカ・アンポルカの鰐 一匹残らず 燃え上がってはうたって踊れ、運命的滅亡は荒れ地のやさしさ  わたしニャンプー幽霊子ども 世にもかわいい毛皮鰐ころし    ニャンプーは好きなときに眠り、起きます。その晩は、月がまんまるくて、ニャンプーの眸のようにとろとろとしておいしそうだったので、ニャンプーは飛び跳ね踊りよろこびながら荒れ地をゆきました。夜はニャンプーの時間でした。ニャンプーは夜にひろがって、どこまでもどこまでもゆくことができるのです。ニャンプーの光る月色の髪と目だけがメルルカ・アンポルカに浮遊して、それ以外のからだのすべてはもやのようにうすく引きのばされて、遠くなることができます。  そうして見つけた毛皮鰐は、ニャンプーが今まで見てきたどんな毛皮鰐よりも大きく……ふつうの毛皮鰐の、ゆうに三倍はありました……、そして驚くべきことに、もはや半分以上死んでいるの