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第二十三回文学フリマ東京参加報告

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こんばんは、ヲンブルペコネです。 Twitterのモーメント機能を活用してみたため、今回は毎回恒例の新刊ダイジェストはしませんでした。が、おちらでは引き続きイベントレポートというか感想文というかあのね日記を書こうと思います。 ばーん。 代わり映えのしないブース。ただ、今回は頒布数が多いのでぎゅーぎゅー目でした。 なんとなく午後2時くらいまでかなりまったりペースで「まったりだねー、のんびりだねー」と言っていたものでしたが、それから午後4時くらいまででかなり出ました。 ワンフロア開催が最新の記憶だったので、第二展示場こんな狭かったっけ?ってなりました。広いほうがいいなー。あと水曜日開催はすごく嫌だなー(翌日死んでいたので)(しかも雪!)。今回なにか物珍しいことあったかなーと思い出してみましたがギョッとするような方がいらっしゃったりはしなかったので平和でした。とはいえ、近くのサークルさんで中にいる人数があまりにも多いとさすがに窮屈ではありますね……。ひとり参加だとバックスペースが両隣からじわじわ狭くなるのが、仕方ないといえば仕方ないのですけれど。 テキレボで知り合ったかたなどなど、ご挨拶いただいてなかなかうかがえずすみません。なかなか心苦しいところもあるのですが、ありがとうございます。ブースにいるときは基本的に買ってきた本を読んでいたりカタログにチェックつけたりしている派です。あれが通常営業ですー。それくらいのほうが自分は買うときも楽なので……。 お買い物部門ですが、今回は金欠のため抑え目。AIアンソロ(ものすごく豪華な感じでかつ本が超絶綺麗!)、マゾリリさんの新刊(会場で一回読み終えたのですが首がちぎれそうになりました、最高に好きです)を買えたのが特に嬉しかったです。夏のコミティア行って以来イベント三回分くらいの積読が溜まっているのでゆっくり読んでいこうと思います。毎度感想はきまぐれになりますが、書けたらいいなー。最終巻のものが多いので、もったいなくて読めないというのももうありありで!もったいない!だって終わっちゃう……。 今回の落山の新刊『&Blue』はあまり冊数刷ってないとはいえ、9割がた頒布できました。手にとってくださったかた、ありがとうございます。今回の文フリで年内のイベント参加は終了ですので、残...

『赤錆びと渇きの。』『眩暈の紫』委託通販のご案内

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こんばんは! 先日のテキレボ新刊の通販がはじまりましたので、お知らせします◎ アリスブックスさまでの委託通販となっておりますので、イベント頒布価格とは異なりますがご了承ください。わたしのほうには個人情報が渡らない仕組みですので、安心して利用いただけるかと思います。 『赤錆びと渇きの。』 http://alice-books.com/item/show/6028-1 750円(税別) B6判・本文80頁 著者:跳世ひつじ 装画:あるびの 本文抜粋ブログはこちら→  『赤錆びと渇きの。』本文抜粋 赤錆びの雨が降り、街は陰鬱に彩られていた。 青年マリアは、薄暗い雨降りの昼に、《人形店》の主とその作品を殺害した。己のなかの殺人者の影に喘ぎ、苦しみ、悶える彼は、自らが手にかけたはずの少女人形オルガと再会する。殺したものと殺されたものはやがて奇妙な関係を築き、餓え渇く魂を埋めるため、ひたすらに腕を伸ばしはじめる――。 「貴方は僕を欲望する」 『眩暈の紫』 http://alice-books.com/item/show/6028-2 ※アリスブックスさまに登録した画像には帯がないので、こちらは写真です。実物ー。 550円(税別) B6判・本文60頁 著者:跳世ひつじ 本文抜粋ブログはこちら→  『眩暈の紫』本文抜粋 双子の一方は若く、一方は老いていた。 赤い雨が止み、奇病が蔓延るホーン。数年ぶりに師のもとへと帰ったヴァイオレットは、幾度も繰り返す少女の生のなかで、いつも死だけを見つめていた。 師弟のきずなと双子の情、街の愛し児たるヴァイオレットは、誰を愛し、誰とともにあることを選ぶのだろう。 「あたし、あんたを許すわ」 以上2点の出品となっております。 11月23日文学フリマ東京にも持ち込みますので、もしイベントにいらっしゃるかたはそちらで手に取っていただくほうが楽かもしれません。タイミング的には10月23日のコミティアが終わるとアリスブックスさんで委託通販をするサークルさんが増えるので、なにか目的のものがあるかたは一緒に利用してくださると嬉しいです。 跳世ひつじ

Text-Revolutions4(テキレボ)参加報告

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こんにちは! お昼過ぎに起きました。 昨日のテキレボ4、お疲れ様でした! 当サークルの本を手に取ってくださったかた、挨拶いただきましたかた、朗読を聞いてくださったかた、ありがとうございました!! 一般来場者数が前回の倍となtったときいて驚くとともに、頒布数が文学フリマに比肩する実績となりまして、御礼です……。今回はまさにテキレボんドリームだなあと思いました。 あっあとたくさん食べ物いただいてしまって……おいしくたべます! 売り子にもお気遣いありがとうございました。 ■頒布部門 ブース画像ですー。 今回久しぶりに帆布小物も持って行ったらブックカバーもいくつか旅立ってゆきましたー。お声がけいただければまた持ってゆきます。 今回からだんだんだんぼーるのミニを導入し、文庫サイズの既刊をまとめて置いてみました。やっぱり下のポップにまとめて価格書いとくのわかりにくかったみたいなので、もう次回からはサンプルにべたべた貼ろうと思います。 新刊は中央です。後ろが若干散らかってるのはですね、机上小説家とか!そういう!やつですお許しをー。ちなみにこれはまだ開場前でした。 毎回うまくレイアウトできないのでアレです。テキレボの机デカくて厄介なんですよー……。 今回は会場すごく見回り易かったです。机上小説家の特設パネルあたりはやや謎めいてしまっていましたが……。見本誌棚の位置も休憩机もよかったんじゃないかなーって思います。なんだかんんだばたばたしていてゆっくり会場遊泳する暇はなかったのですが、相変わらずわちゃわちゃしていて楽しかったです。 頒布実績の詳細は省きますが、 『赤錆びと渇きの。』 『眩暈の紫』 の新刊二種はたくさん出ました、ありがとうございますっ。朝一で買いに来てくださったかた、あるびのさんの美麗表紙を見て来てくださったかた、楽しみにしてたとお声がけくださったかた、本当にうれしかったです。あと打ち上げであるびのさんの表紙を自慢していたらお買い上げくださったかたもありがとうございます、本当に……。 イベント前のTwitterで、「#テキレボで楽しみな本」「#テキレボでオススメな本」で取り上げていただいたことも大きかったと思います。わたしもみなさんの本をもっと上手にオススメできるようになりたいです。 ちなみに、...

テキレボ準備号・新刊ダイジェスト②

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こんにちは。 テキレボのお買い物代行サービス締め切り前になんとかこの第二回新刊ダイジェストを上げようと思っていましたが敗北しました。えーん。 今回紹介しようと思っていた『眩暈の紫』はカクヨムにて全文公開→しているのでまあもうサボっても?いいのでは?と甘えていました。えーん。 それでは前置きですが、Text-Revolutions4は10月8日(土)、浅草は都産貿センター台東館で開催される文芸同人イベントです。 二次創作もありなので、今回は刀剣乱舞フェアも開催されますよー。当日は占いや朗読、ポストカードラリーや即興小説の企画もイベント内で開催されて、大層賑やかになるはずです。「大人の文化祭」ですね。 というわけで、前回『赤錆びと渇きの。』に続いて、二種目の新刊『眩暈の紫』の本文抜粋&紹介になります。 双子の一方は若く、一方は老いていた。 赤い雨が止み、奇病が蔓延るホーン。数年ぶりに師のもとへと帰ったヴァイオレットは、幾度も繰り返す少女の生のなかで、いつも死だけを見つめていた。 師弟のきずなと双子の情、街の愛し児たるヴァイオレットは、誰を愛し、誰とともにあることを選ぶのだろう。 欲望×日常を描きだす、仄暗い一幕。 B6判60頁、400円 ででーん。 両更クラフトに、紫色の帯です。タイトルが『眩暈の紫』(げんうんのむらさき)だからです。 こちら、前回ブログで紹介しました『赤錆びと渇きの。』と舞台を同じくしております。淀んだ街・ホーン、『赤錆びと渇きの。』時点で降っていた赤い雨が止み、そして…というお話。 といっても、繋がっているのは世界くらいなので、お話しはそれぞれ単体でお楽しみいただけます。 ※ただ、『眩暈の紫』主人公のヴァイオレット、『赤錆びと渇きの。』主人公のマリアは両作品ともに登場しております。よかったら二冊手に取って探してみてね(ダイマ) てなわけで早速ダイジェストしますー。 「あんたが死ねば、パンをひとりで食べられるのに」  ヴェネットはヴァイオレットを呪っていた。だがヴァイオレットはそうではなかった。ヴェネットは罵詈を尽くそうとも、ヴァイオレットから離れなかったからだ。捨て置いたりしなかった。彼女は決してヴァイオレットをそばから離そうとしなかった。同い年の双子のはずなのに、まるでヴェ...

テキレボ準備号・新刊ダイジェスト①

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お久しぶりです。 多忙で、ブログの存在などすっ飛んでお空の彼方でした。 本日も文フリ大阪と本の杜があったそうですね、参加されたかたはおつかれさまです。生憎と修羅場の最中でどちらにもゆけなかったのですけど、どちらも参加してみたいイベントです……。 気持ちを切り替えまして、本日はすてきなテキレボ準備号です。一冊ずつ記事を分けるので、今回は①とナンバリングしてみました。 イベント前恒例・新刊ダイジェストをするので、ぜひ読んでね◎ まず! 10月8日、浅草は都産貿センター台東館で開催されるText-Revolutions4。 もうブースも発表されました、当サークル・ヲンブルペコネは【A-22】です! そしてWEBカタログのヲンブルペコネの頁はこちら。 https://plag.me/p/textrevo04/1969 後述するお買い物代行サービスにおいてもカタログ大事!なのでぜひチェックしてみてください。 なにかを頑張ってしまったので新刊が2冊出ます。 かつてない優等生なのです。ポカは帯の発注数をまちがえるくらいで、財布と精神に大打撃を食らうようなショッキングなことは起きていません。万事順調ゴーゴーテーブルダンス。 前回のブログ記事で水煮さんにお話の分析をしていただいた作品が、今回の目玉です。 『赤錆びと渇きの。』 B6判80頁カバー付き、600円 赤錆びの雨が降り、街は陰鬱に彩られていた。 青年マリアは、薄暗い雨降りの昼に、《人形店》の主とその作品を殺害した。己のなかの殺人者の影に喘ぎ、苦しみ、悶える彼は、自らが手にかけたはずの少女人形オルガと再会する。殺したものと殺されたものはやがて奇妙な関係を築き、餓え渇く魂を埋めるため、ひたすらに腕を伸ばしはじめる――。 著・跳世ひつじ 装画・あるびの ◆本文抜粋  バスタブに飛び込むと、蘇る心地がした。熱い湯に触れたせいで、いま再び涙が、止まらなくなる。これからしばらく、水というものを見るたび、或は熱というものに触れるたび、オルガは泣いてしまうかもしれないと思った。ひつようなものがあるとその幸運を思って、泣かずにはおられないだろう。  ヴィヴィアンネのいた場所を、水や熱や、或は名も知らぬ誰かで埋める。  これからのオルガの、いましばらくの行動指針ができた...

太陽王と夜の女王のたたかい(水煮さんに創作を鑑定してもらったよ)

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こんばんは~。 ブログタイトルからじゃなにがなんだかという感じかもしれないですね。 実は先ほど、話題の水煮さんの鑑定を受けておりました~。Twitterのタイムラインの方々がみなさんとてもおもしろい鑑定の感想を流していて、わたしもわたしも!と思い! 実は前回のテキレボで水煮さんにみていただいたので、それがとてもおもしろくて、っていうのももちろんあります。水煮さんは創作と占星術を結びつけて、ブログのほうでも興味深い記事がたくさんあるのです。(あと、わたしは水煮さんの独特のたとえや言葉選びがすごく好きです) ホシカン 創作活動のための星占いブログ 今回は、参考作品に今年秋のテキレボで出す新刊を読んでいただき、跳世の活動と作品についてのお話をしていただきました。写真はメモの一部です。 「ホロスコープまんまですね!」 ということで、強烈な単語で埋め尽くされたメモ! テキレボ新刊は性癖全開のファンタジー作品なのですが、つまり、そういうことです! わたくしは月が蠍座、太陽が獅子座。水煮さんの本日の言い回し「太陽王と夜の女王のたたかい」をブログ記事のタイトルにちょうだいしました。 新刊についてまだなんの情報も出していないので、具体的なことをほいほい書くわけにはいかないのですが、「重さ、くどさ、ねっとり」の三つは十分だそうです。やったね! とにかく劇的で舞台のよう、派手で生活感がない。(今回の鑑定でいちばん聞いたことばは「地に足がついていない」だったかも笑) まさしくだなあとひたすら頷いて聞いていました。 世界じたいが閉鎖的で内に向かうようなものを設定しているので、それがまずわたくしの表現そのものだと。キャラクタたちも自己存在がまずあり、そこから相手との関係になるか、相手との生活のなかで自分がいかに変容するか、と。関係性と自己と破滅と再生と、思い描いていたものと合致してふむふむです。 書いていて自分で「これが読みたかったー」「これやってみたかったー」「ぼこぼこにしよう」「醜態醜態」等々、欲求に忠実になった結果、まんまですね、が出るとなると嬉しかった(?)です。自分が読みたいかそうでないかは「書きたいか」とはまた違うものではあるので、読みたいと書きたいの重なる部分をがさごそと掻き集めて版築よろしくぎゅっぎゅっと(なんなら人柱でも立てながら...

無鉄砲とリーディング

今日?昨日? 夜、渋谷にのこのこと行ってきました。ポエトリーリーディングオープンマイクSPIRITに、観察に(?) 会場に着いたらすでに遠藤さんがいて、わたしは今回「ひとりでいくもん」みたいな気持ちでいたものの、めっちゃ安心しました。そのあと崩れる本棚のウサギさんとも合流して、なごんだ……。 大島健夫さんのリーディングが結局最後まで頭に残っていました。 こういったものを聞くのはほとんどはじめてだったのですが、オープンマイク自分を除いて13名と主催のかたがた、スペシャルゲストのラッパーのレイトさんと、とにかく多様だったので、無闇にびびることはないなと思えたので行ってよかったです。 読んできました。 ちょっと前に文フリだったかな、で配った「お〽とスクラップ・テンプル」という無料配布に収録した「よるによりそうよろこびにむねたかなるときの〽」という散文詩のようなものを読んできました。 5分間でおさまらなくてところどころ端折って、暗くなる絶妙なタイミングで「わたし夜が慕わしいの」って言ったのちょっと決まったなとか思ってすみませんでした。 ひとさまのまえでなにかを披露するのはとても久しぶりで、膝が笑いました。手がぷるぷるしないようにテキストを両手でぎゅって持ちました。 特に根拠もなく「できるきがする」と思っていたので、第一声から「あーっ声たかいーっ」ってなってもう諸々がどしゃーっとなってひと言でまとめると難しかったです。とにかくこれはテキストを手放すところからはじめて飲みこまないとコントロールするのたいへんだなと……。 よく考えたら持って読むのは持たないで読むより難しいじゃないかって……(そうだよね)。 自分の5分を終えたらぐったりしました。嫌な汗かいた。 でもちょっと楽しかったです。上手になりたいなって思えたので。 なんか、聞いているかたの顏が見えないくらいの照明が欲しいなってぼんやりしました。読むのへたくそなのに声は腹からぶわーて出ちゃって、ちょっと大丈夫か?って。いろいろ思い出したりもしました。でも、わたしはとてもじゃないけれど自分を直接提出することはできないなとも改めて感じた……。 リーディングはその点こころよい距離感ですね。 おもしろコンテンツになれないくせして、こわがりのくせして結構、目立ちたがりで、自分が困ることもしばしばで。近ごろほ...