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第二十四回文学フリマ東京活動報告

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こんばんは! ゴールデンウィークが終わりましたね。昨日5月7日は文学フリマ東京でした。 ヲンブルペコネも参加してまいりましたので、今回はその参加報告です。 ◎遅刻した 前日夜まで静岡にいたので、まぁ絶対起きられないだろうな……とは思っていたのですが案の定寝坊・遅刻をかましました。それでも流通センターに着いたのは10時半くらいだったので、まぁこれは遅刻でも軽度でしょう。と思ったらサークル参加の列がかなり長くてびっくりしました。一般参加すげーじゃんって見てたらサークル参加の列だった。 ◎設営 既刊の在庫がかなり少なかったので今回はだんだん段ボールを使うまでもなく平置き。雑なポップが案外いちばん見やすいし労力いらないのでその場で書いてました。わーい。今回は『鰐と運命的滅亡のメルルカ・アンポルカ』が文フリガイドへの推薦をいただいたので、ポップもらえました。 だんだん段ボールの何がいいって目隠しになることだったのでわたしが今回地味に落ち着かなかったような気はします。ブースに来てもらった人を極力見ないようにするのがポリシー(?)なのですが、あさっての方向を見ていてなんだこいつと思っていたらなんかすみません。 あといつも言ってるやつ今回も本当にど忘れしてたんですよ、ほんとマヌケだなと思うんですが「スペース番号の掲示」……してなくてすみません、わかりにくいですよね。特徴ある設営をしているわけじゃないので毎回いい加減にしろよと自分で思っているんですが意識から落ちがちです。つぎはきをつけます。 あと、メルルカ・アンポルカの紹介文とか、自分で書いて掲示しておけばよかったです。 ◎頒布成果 落山の既刊ないです!とか言っていたのですが箱から『& Blue 』と『ドライ・メライ・ドーリーズ』が1冊ずつ出てきたのでおいていました。その他『七本脚の蜘蛛』もラス1だったのを手に取っていただけまして、最初のブース写真から早々に3種類消えて左側のスペースががらん……としていたかと思います。さらに午後には『赤錆びと渇きの。』も完売しました。「 Twitter で見かけて……」という方が多かったので、拡散してくださったり感想くださったり、本当にありがとうございました。 また、表紙を見て「これ絶対好きなやつだ……」と言...

Text-Revolutions5参加報告

こんにちは。 先日はテキレボ5に参加してきました! 1枚も写真撮ってなかった。まだ荷解きもしてないので戦利品も同じく……。 (段ボール開けるタイミング逃したし、もはやこのまま文フリに送りたい。あばー) ちゃんと早起きしたはずなのにサークル入場時間に間に合わず、なんだかがちゃがちゃと設営していました。どうして間に合わなかったんだろうな。 ぼんやりまったり過ごそうと思っていましたが結局買い物に立ちまくった。あんまりかうつもりなかったのにいっぱい買ってた。積読がすごいです。この過ち(?)は文フリでは繰り返さないぞ。 ◎今回から代行がスタッフによるピックアップ形式じゃなくなりましたね。 ひとりサークルではありますが、わりとひょいひょい席を立つ身としては特に問題ありませんでした。しかし封筒の中に入っていたシールに気がつかず、一度戻った。うう。 代行は『病める白百合』を数冊注文いただいたようで、無事にお届けすることができたと思います。しかし代行の品を持っていくのが13時までだとなかなか判断に困ることもあるだろうなァとは思います。わたしは在庫どばっと持ってくタイプですが、そうじゃないかたは13時までに全部持っていったら机上が空くかも……とかなったりするのかな? どちらにせよ事前に通知はあるので、搬入数に迷うことはないのかも? とにかく、ご注文ありがとうございました! ◎委託が入り口にあってびっくりしました。なるほど。 午後にふらふらしてたらちらほらと売り切れが出てて、ほっこりしました。委託で売り切れっていいよね。 しかし本部が狭くて大変そうだったような……? お買い物チケットの換金とか、委託のお会計とか、やっぱり並びますよね。 ◎後片付けはいつもながら若干モヤる。 仕方ないとは思うのですが、閉会から後片付け・懇親会の流れに普通に一時間半くらいかかるので手持ち無沙汰……と思っていると手が空いている人は手伝って→(机やいすを乗せる台車がこないので)はいストップ―→手伝ってー→はいストップ―ってなってると地味に帰りたくなります。 とはいえ前回同様公式打ち上げに参加しているので、手伝ったり待ったりましたー。 あと飲み物はいっぱいあるのに紙コップがなくてちょっとあわれだった……。 ◎懇親会、じゃんけん大会おもしろかったです。負けたけど。...

『病める白百合』各種通販案内

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こんばんは!!!! 先月(!)12日はCOMITIA119に参加していました。 その際のレポートなど書いていないのですが、楽しかったですー。 今回のブログ内容は、 ▼『病める白百合』『Odd..』各種通販案内 ▼テキレボ参加告知 ▼???おまけ??? の3本立てとなります。 ================================================== ①各種通販案内 『病める白百合』跳世ひつじ 装画:おいしいごはん http://alice-books.com/item/show/6028-3 ・アリスブックス様 750円 ■イベント頒布価格よりも若干高い □通販のやりとりがスムーズ、個人情報が私に渡らない □ 『赤錆びと渇きの。』と『眩暈の紫』(手持ち分完売)と合わせて買える! 楽ちんだと思います。 あと、『眩暈の紫』は増刷予定なしなので、委託分のみで終わりとなります。もし欲しい方がいらっしゃいましたら、委託分も数がないので、この機会に併せてお買い上げいただくことをおすすめします。 ================================================== ・自家通販(booth) 600円 https://fallingoat.booth.pm/ ■ちょっとまだヤマトのサービスを把握してないので、スマートレターで送ります □イベント頒布価格+送料+手数料 □ イラスト×小説合同誌『Odd...』と合わせて買える! □ (あとわたしにブ―――スト できます) 一応でやっています。(というのも、アリスブックスさんでの委託通販開始がかなり遅れたため)とりあえず開いておりますが、在庫と顔を見合わせつつ、そのうち閉めるかもしれません。 合同誌『Odd...』が買えるのはこちらかイベントのみになりますので、ぜひご利用ください! イラスト担当のあかりちゃんが熟考しまくっていた絵と、わたしの小説が3本入った素敵な薄い本です。 ================================================== ・4月1日テキストレボリューションズ5の代行サービス http://text-revolutions.com/...

【COMITIA119】新刊宣伝!『病める白百合』で獣になろう!【美少年】

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来るCOMITIA119! 第一弾『病める白百合』です。なお最初の情報は スペース番号【み02b】 です!  おばんです。跳ぶほうのひつじです。  此度はCOMITIAに初参戦ということで、張り切って本を作りました。そう、『病める白百合』です。昨年のテキレボ等で頒布した『赤錆びと渇きの。』および『眩暈の紫』とホーンという世界観を共有しております。そして3作もやったんだからホーンはこれでおしまいです。 ☆まず、『病める白百合』はカクヨムにて公開しております。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054881901416#reviews  こちらに多少の修正と序章を追加し、おいしいごはんさんの装画がついたものが製本版『病める白百合』となっております。ので、内容を知っておきたいというかたはぜひカクヨム版をご一読ください。なんというか、こう、せまーいかんじのお話でもあるので……。 ばーん!表紙! ※この白い線は修正ではなく、背幅です。 ☆本文抜粋  扉に背を向けて真直ぐに前を見ると、なにかとらえがたいものが宙に浮いていた。否、浮いているのかはわからない。それは黒い、闇よりもなお濃い、純黒とあらわすべき、あらゆる景色から遊離した黒の、亀裂だった。あれには近づいてはならないと直感し、視線を横に向ける。左手はすぐ書架の壁、右手奥には巨大な寝台があった。寝乱れた敷布を目にしたとき、なにか禍々しい欲望が頭をもたげるのを感じた。  扉の、対角線上。  そこにそれはいた。  机に向かって、一心不乱に何かを記していた。  足元の狼が、真白い毛皮をした巨きな狼が、磁翠を見つめている――。  闇はしたたるようだった。磁翠がもたらした揺らぎによって掻き乱された、その濃密な闇のもとで、痩せた少年の真白い髪は、あわい光を放っていた。ゆっくりと、引きのばされた時間が飴のように糸引くなかで、少年は振り向き、磁翠を見た。銀色の眸が、頭蓋の裏まで見通せそうに透きとおった眸が、洞を湛えて磁翠を見た。  ――汚らわしい。  と。直感した。  精妙な造作のかんばせは、この世のものとは思えないほどうつくしいというのに、汚らわしいと。少年の、痩せ細った躰の隅々までが、汚れている。白い髪、...

うっかり掘り起こした骨がうっかり左胸にぶっ刺さった(オカワダアキナさん『晩年のままごと』を読んで)がしかし、生きている

振り返れば損なわれてしまうかもしれないというおそれによって書くことのできない脆弱と晩年にようやく踊る身体になれるひと。夢枯れてみんな死ぬ。しかもしあわせに。 そんなの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! オカワダアキナさんの『晩年のままごと』を読みました。 あまぶんサンタになれませんでした。 あまりにもつらかったので、先日お会いした時におかさんにつらかったんです、って何度も言いました。(あれは思い出せば絡んでいた、すみませんでした)。『晩年のままごと』。なにかおそろしい引力を感じて買った。合同誌でご一緒したり打ち上げなどで同席したりしていたのにおかさんのご本をちゃんと読むのははじめてという不義理!(かといってこれを読んだことにかんしては義理ではない、本命……)。 つらいとかいっぱい書いたけど、『晩年のままごと』およびオカワダアキナさんになにがしかの悪感情を抱いているとかではありません。ただ自分がおセンチな読み方をしてしまい、つらいと言ってしまった。どうかご寛恕ください。 人間関係の不良なんですよね。 仲良くなれるんです、そしてどうでもいいんです、でも愛する機能を働かせることができるんです。だから愛しすぎてしまって時折つらい。もう断絶してしまった、かつて愛したいろいろな(とてもわずかな)ひとたちを思い出す時、昔のままの自分と彼と彼女がいる。いまの自分はきっと幻滅されるだろうと思う。彼や彼女がいたときの自分というものは、明晰で、鋭敏で、繊細で、ユーモアがあって、輝きを引き出されていた、引き出しあっていた(と美化するところまでがお約束です)。 実際輝かしくて尊い、過去です。 わたしは頭がいいひとが好きで、天才的なひとによくよく惹かれました。そのときの自分は追いつこうと足掻く努力家でした。彼女に取り入り、けっこう露骨に近寄って、それから仲良くなりました。とても。努力するひとにもよくよく惹かれました。そのときの自分はは生まれついての天才でした。(そのような存在だと錯覚していました)。仲良かったです。すごくとても。周りの人にあらぬことを疑われるくらい。そして誰にも代えがたい、生まれる前から親同士の縁があり、あたりまえのように特別な幼馴染。彼女がいればわたしは他の人間がひとりも必要じゃないと思った時期もあった(主に、思春期...

第二十三回文学フリマ東京参加報告

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こんばんは、ヲンブルペコネです。 Twitterのモーメント機能を活用してみたため、今回は毎回恒例の新刊ダイジェストはしませんでした。が、おちらでは引き続きイベントレポートというか感想文というかあのね日記を書こうと思います。 ばーん。 代わり映えのしないブース。ただ、今回は頒布数が多いのでぎゅーぎゅー目でした。 なんとなく午後2時くらいまでかなりまったりペースで「まったりだねー、のんびりだねー」と言っていたものでしたが、それから午後4時くらいまででかなり出ました。 ワンフロア開催が最新の記憶だったので、第二展示場こんな狭かったっけ?ってなりました。広いほうがいいなー。あと水曜日開催はすごく嫌だなー(翌日死んでいたので)(しかも雪!)。今回なにか物珍しいことあったかなーと思い出してみましたがギョッとするような方がいらっしゃったりはしなかったので平和でした。とはいえ、近くのサークルさんで中にいる人数があまりにも多いとさすがに窮屈ではありますね……。ひとり参加だとバックスペースが両隣からじわじわ狭くなるのが、仕方ないといえば仕方ないのですけれど。 テキレボで知り合ったかたなどなど、ご挨拶いただいてなかなかうかがえずすみません。なかなか心苦しいところもあるのですが、ありがとうございます。ブースにいるときは基本的に買ってきた本を読んでいたりカタログにチェックつけたりしている派です。あれが通常営業ですー。それくらいのほうが自分は買うときも楽なので……。 お買い物部門ですが、今回は金欠のため抑え目。AIアンソロ(ものすごく豪華な感じでかつ本が超絶綺麗!)、マゾリリさんの新刊(会場で一回読み終えたのですが首がちぎれそうになりました、最高に好きです)を買えたのが特に嬉しかったです。夏のコミティア行って以来イベント三回分くらいの積読が溜まっているのでゆっくり読んでいこうと思います。毎度感想はきまぐれになりますが、書けたらいいなー。最終巻のものが多いので、もったいなくて読めないというのももうありありで!もったいない!だって終わっちゃう……。 今回の落山の新刊『&Blue』はあまり冊数刷ってないとはいえ、9割がた頒布できました。手にとってくださったかた、ありがとうございます。今回の文フリで年内のイベント参加は終了ですので、残...

『赤錆びと渇きの。』『眩暈の紫』委託通販のご案内

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こんばんは! 先日のテキレボ新刊の通販がはじまりましたので、お知らせします◎ アリスブックスさまでの委託通販となっておりますので、イベント頒布価格とは異なりますがご了承ください。わたしのほうには個人情報が渡らない仕組みですので、安心して利用いただけるかと思います。 『赤錆びと渇きの。』 http://alice-books.com/item/show/6028-1 750円(税別) B6判・本文80頁 著者:跳世ひつじ 装画:あるびの 本文抜粋ブログはこちら→  『赤錆びと渇きの。』本文抜粋 赤錆びの雨が降り、街は陰鬱に彩られていた。 青年マリアは、薄暗い雨降りの昼に、《人形店》の主とその作品を殺害した。己のなかの殺人者の影に喘ぎ、苦しみ、悶える彼は、自らが手にかけたはずの少女人形オルガと再会する。殺したものと殺されたものはやがて奇妙な関係を築き、餓え渇く魂を埋めるため、ひたすらに腕を伸ばしはじめる――。 「貴方は僕を欲望する」 『眩暈の紫』 http://alice-books.com/item/show/6028-2 ※アリスブックスさまに登録した画像には帯がないので、こちらは写真です。実物ー。 550円(税別) B6判・本文60頁 著者:跳世ひつじ 本文抜粋ブログはこちら→  『眩暈の紫』本文抜粋 双子の一方は若く、一方は老いていた。 赤い雨が止み、奇病が蔓延るホーン。数年ぶりに師のもとへと帰ったヴァイオレットは、幾度も繰り返す少女の生のなかで、いつも死だけを見つめていた。 師弟のきずなと双子の情、街の愛し児たるヴァイオレットは、誰を愛し、誰とともにあることを選ぶのだろう。 「あたし、あんたを許すわ」 以上2点の出品となっております。 11月23日文学フリマ東京にも持ち込みますので、もしイベントにいらっしゃるかたはそちらで手に取っていただくほうが楽かもしれません。タイミング的には10月23日のコミティアが終わるとアリスブックスさんで委託通販をするサークルさんが増えるので、なにか目的のものがあるかたは一緒に利用してくださると嬉しいです。 跳世ひつじ