日日雑感・梅雨


梅雨入りしてしまい、わたくしのパラソルもいよいよ一度も使われぬまま、雨降り。晴雨兼用と言われたって、パラソルはさしたくない。そうは思いませんか。

 

近ごろは、と言っても、けっこうにぼんやりとした日々を過ごしているので何とも朦朧としたことではありますが。先日(これも少し前のこと)、創作をしているひとたちといろいろお喋りする機会がありました。落山は極度の人見知りで終始モジモジしておりましたが。考えることも多かったです。
 
モノづくりにたいする姿勢って、どうしてああも熱量を必要とするのでしょうね。熱と誠実さとは別物だと思いつつ。ちっとも誠実でないことに、少し悩んだり、悩まなかったり
。あまり尖っていられるほど、強くもないのが、三流くさいところ。

 

そういえば、これも先日18日、テキレボ2の申し込みがはじまりました。落山もヲンブルペコネとしてアンソロジーの参加も併せて申し込んできました。抽選にならない場合は、出ますので、10月10日、よろしくお願いいたします。

Twitterのほうではちらっと言いましたが、新刊がどんなものになるかはだいたい決まっているので、お楽しみに、という感じですね。けっこうがらりと前回「うつくしき貌」とは雰囲気が変わると思うので、不安とわくわくが綯交ぜです。

(ポップでギャングな反社会ロリータ小説の短篇集になる予定です)

 

さて、物書きをし始めてからおおよそ一年が経過しました。もとは演劇の脚本を書いていたところから、小説書こうとなって、はじめて書いたものが「ドライ・メライ・ドーリーズ」収録の「葉子」という短篇です。鬱蒼とした感じのやつですね。ここからはじまって、しばらく息の詰まりそうなものを続けて、「うつくしき貌」でエモくなり、今回はかなりポップな極彩色でゆこうと思っています。

 

底に流れるものはだいたい変わらないと自分では思っておりますが。何を書きたいのか、何を描いているつもりなのか、たまに聞かれてもうまく答えることができないのは、確かに「語りたくない」という気持ちがあるからです。その部分を答えてしまうのなら、わたしはおそらく、書く必要がないのでしょうし。

 

ネットプリント配信、第二弾もはじめました。ですがこちらは少しひどいミスをしてしまったので、猛省しております。ひとりサークルですが、分裂したい。分裂して、校正してほしい……。いや、どう考えても凡ミスなので、ほんとお恥ずかしい話です。情けない。

第三弾もぼーんやり考えているので、挽回させてください。ウウ。

 

 

なんだか何ともないことが嫌で嫌で仕方ないような感じです。同時に最近はインプット期に入っているようで、思うように原稿ははかどりません。それはそれで必要なことでしょうけれど、とりあえずしめきりというものがあるとひやひやしますね。あと、最近のマイブームは蒸気でホットアイマスクです。ムレムレです。

 

 

前回の記事で書いたポメラですが、大いに活躍してくれています。どこでも書ける。すごい。でもやはり清書、というか原稿はパソコンでしっかり書きたいので、本編をポメラで書くには至っておりません。けれどまあ、構成とかすごく断片的な文章とかを書き留めておく分にはとても便利ですね。

キーボードの大きさもさほど違和感なくなじみました。それよりも変換どうにかならないかなあとは思いますが。

 

ポメラ導入によって、なんとなく外で原稿することが多くなった気がします。カッフェーも、落ち着く場所を見つけると行きまくるタイプなので、ポイントカードとかあるとみちみち貯まってたまにぞっとします。

今からがんばらないと、テキレボ新刊間に合わないと思えばこそ。

 

11月文フリにあわせるなら一か月以上の猶予ができるのですが、どうせならやっぱり、多くの場所で新刊を頒布したいですしね。

 

そう、それとそのテキレボの際には「ドライ・メライ・ドーリーズ」を増刷することにしました。現状自分のぶんの一冊を残してすべて旅立ってゆきました、ありがとうございました。増刷では誤字脱字の修正と、体裁を少し変更しようと思います。テキレボの具合によっては「うつくしき貌」の残部があぶないかなーとも思うのですが、そちらはひとまず保留。

文フリに二度出てみて、なんとなくの部数もつかめてきたので、とりあえず新刊は前回前々回よりも部数を増やしてみようかなあと思います。(よろしくおねがいします!)

 

 

何かと嫌なことの多い毎日で、口を開けば悪口ばかり出てきてしまう。けれどそれはそれで嫌じゃないし、決定的に人を嫌うことって、あまりないなと思った。決定的に好きになることができないのと同じように。

いつも何もかもが中途半端で、振り切れなくて、それでもずるずる生活をしていることへの疑問とか、そういうことを呼び起こす、低気圧。そこを抜けると、落山が一年で最も弱る季節、夏がやってきます。真夏の真昼に生まれたのになあ。

 

 

落山 羊

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